介護ロボットにはどのような種類があるのか

介護ロボットは介護のサポートをするロボットのことを指します。要介護者をベッドから起き上がらせたり、車いすでの移動を手助けしたりします。人材不足とされている介護業界では介護ロボットの導入も徐々に進められているのです。介護ロボットの種類は大きく分けて3種類あります。介護支援タイプと自立支援タイプ、コミュニケーションを取るためのロボットです。介護支援タイプのロボットは要介護者の日常生活のサポートを行うもので、移動や入浴を手助けします。介護士が体重の重い要介護者を運ぶ必要がなくなり、身体的な負担も大幅に軽減されます。無理な姿勢での作業も少なくなるので、介護士が膝や腰を痛めることも少なくなるのです。

自立支援タイプは、要介護者が自分で日常生活を送れるように手伝います。食事や移動、リハビリなどをサポートして、誰かの手助けがなくても生活ができるようにしていくのです。要介護者の膝や腰に装着型のロボットを付けてもらって、歩行を楽にするなど様々なメリットがあります。自分自身で生活をすることができれば施設に入所する必要もなくなり、自宅で過ごしたい要介護者の味方になっているのです。コミュニケーションが取れる介護ロボットは好きな音楽を流したり、会話をして要介護者と交流を図ります。コミュニケーションを取ることで認知症の予防に繋がると考えられています。さらに認知症の高齢者の場合は、徘徊防止や事故防止を目的として設置することが多いです。